2021年にドナルド・トランプ米大統領の支持者たちが主導した「1・6議事堂暴動事件」の発生から5年目となる6日(現地時間)、トランプ大統領はホワイトハウスのホームページに当時の事件を擁護する特別公式コーナーを開設した。 これに先立ち、共和党の下院議員を対象にした研修会の演説でも、トランプ大統領は「当時の選挙は操作された」という言葉を繰り返した。その中で不意に「私は王だ(I’m the king)」という言葉を口にした。 ◇与党の前で「ポロッ」と出た「私は王だ」 トランプ大統領はこの日、自身の名前「トランプ」を入れて改名した「トランプ・ケネディ・センター」で開かれた共和党下院議員研修会の演説で、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領に対する逮捕作戦が「非常に素晴らしかった」とし、ベネズエラに対する軍事作戦の成功を自賛した。 あわせて「米国が再び地球上で最も強力かつ致命的で、精巧で、恐れられる軍隊を保有していることが証明された」とし、「誰も我々に勝つことはできない」と語った。 トランプ大統領はただし、「我が国の武器の品質に追いつける国はないが、同盟国が(武器の)購入を望んでも戦闘機は4年、ヘリコプターは5年待たなければならない」とし、「我々が十分な速さで生産できていない点が問題だ」と指摘した。 続けて「これは大きな問題であり、防衛産業企業にもっと早く生産するよう警告する」とし、突然「私は王だ」という言葉を口にした。 文脈とはあまりそぐわない「王」という言葉を吐いたトランプ大統領は、素早く「私は地球上の誰よりも多くのボーイング機を売り、彼らは私に『今年の営業マン賞』をくれた」とし、「おそらく1000機を超えるボーイング機を売った」と話しながら違う話題へと移った。 ◇軍を投入したトランプ…「多くの“実弾”ある」 トランプ大統領は1時間20分余り続いた演説の大部分を、軍事作戦の成功をはじめ、関税、国境統制、犯罪撲滅、減税法案の通過など、この1年間掲げてきた自身の政策が成功を収めたと主張することに費やした。支持率下落の核心的な原因に挙げられている物価や民生についての言及はほとんどなかった。 その上で「これらすべてが、我々が持っている非常に多くの実弾(ammunition)だ」とし、「諸君がすべきことは、これを売ることだ」と述べた。11月の中間選挙で自身の業績を最大限に宣伝せよという意味で、事実上、MAGA(米国を再び偉大に)などの核心支持層を結集させる選挙戦略を展開してほしいという注文ではないかと解釈することができる。 トランプ大統領は実際に「(支持率下落の)状況をひっくり返したいか」と問い、「そうなら(医薬品の)最恵国待遇や国境など、我々が話したすべてのことを語れ」と強調した。 さらに「中間選挙は必ず勝たなければならない」とし、「我々が中間選挙で勝てなければ、彼らは私を弾劾する理由を探すだろうし、私は弾劾訴追されるだろう」と述べた。