アーティストのGACKT(52)のファンクラブ(FC)運営会社代表だった男が女子中学生のAV撮影容疑で逮捕された事件で、男が過去にGACKTの個人事務所社長を務めていたことが分かった。 男は、GACKTのFC運営などを手掛ける「カケルエンターテインメント」代表だった粟津彰容疑者(51)。昨年7月、東京・新宿区歌舞伎町のホテルで女子中学生が16歳未満と知りながら4万円を渡してわいせつな行為をした動画を撮影し、AVとして発売すると明かさず5000円でネット販売した疑いがある。今月7日に不同意性交やAV出演被害防止・救済法違反などの疑いで警視庁少年育成課に逮捕されたことが9日、明らかになった。 容疑者は「AVでは私が監督兼男優だった。性欲に負けてしまった」と供述。ただ、女子中学生については「18歳との認識だった」と容疑を一部否認している。 容疑者のハードディスクから10~20代とみられる女性のわいせつ動画が1700点見つかり、昨年1年間で少なくとも約1000万円を売り上げたという。 GACKTは9日、X(旧ツイッター)で「業務の下請けに関わっていた人物とはいえ、少しでもボクに関わっていた人間が、裏でこのような行為をしていたと思うと、正直、ヘドが出る」と痛烈に非難した。 GACKTと粟津容疑者の関係は深い。仕事上で10年超、断続的に付き合い、特に2013~16年には当人の個人事務所社長を務めたビジネスパートナーだった。 GACKTは歌手やタレントとして活躍する一方、時に騒動があり、容疑者は必死に守ろうとした。GACKTをかたる有料ブログが公開された際も対応にあたった。 16年6月に個人事務所社長を辞任。翌7月、仕事関係者にメールを送付し、同月から舞台関連会社で業務を開始したと報告した。当該の事務所は18年、閉鎖された。 カケルエンタの公式サイトによると、同社は20年設立。複数の関係者への取材で、容疑者はカケルエンタで代表を23年に退任し、翌24年に再び就任したことが分かった。GACKTが今年7~8月、東京、大阪など8都市で開催するツアーでカケルエンタは「制作協力」に名を連ねる。 カケルエンタは9日、公式サイトで容疑者を「既に解雇・解任」したと発表。同社に解雇、解任期日を取材したが、9日時点で折り返しは得られていない。 容疑者は9日、警視庁綾瀬署から送検された。ライトグレーのスエットを着用し、スキンヘッドで顔は両手で覆って隠した。スキンヘッドはGACKTの個人事務所社長時代からで、コワモテで知られたが、物腰は柔らかかった。 楽曲制作をしていた時期もあった。 「〇〇(有名グループの実名)の歌を作曲したんですよ」 誇らしげに語ることもあった。 容疑者のスマホに2度、電話したものの、応答はなかった。