逮捕の男、遺体発見翌朝に東京駅へ 「遠くへ行こうと」、逃亡計画か 音響会社社長殺害・警視庁

東京都大田区のマンションで音響設備会社社長の河嶋明宏さん(44)の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で逮捕された同社営業部長山中正裕容疑者(45)が、遺体が見つかった翌早朝、自宅から東京駅に向かい、新幹線乗り場方向に歩いていたところを捜査員から呼び止められ、任意同行を求められていたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。 同容疑者はその際、「思い詰めることがあり、遠くへ行こうと思った」と話したことも判明。警視庁大森署捜査本部は、同容疑者が逃亡しようとした可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。 捜査関係者などによると、同容疑者は遺体が見つかった8日に任意聴取を受けた際、関与を否定した。一方で、河嶋さんが襲われたとみられる時間帯の説明に曖昧な点があったことから、捜査本部は同容疑者をマーク。翌日午前6時ごろに自宅を出て東京駅に行き、新幹線の券売機に近づく姿を現認したため、任意同行を求めた。 防犯カメラ捜査でも、同容疑者が現場マンションに出入りする様子が確認され、任意聴取に河嶋さん殺害をほのめかす供述を始めたという。 同容疑者は「河嶋さんの日ごろの態度に不満があり、意見するために自宅を訪ねた。激高されてもみ合いになり、自宅から持参した果物ナイフで刺した」と供述。逮捕後は「刺したことは間違いないが、殺すつもりはなかった」と容疑の一部を否認しているという。 捜査本部は供述に基づき、同容疑者が以前住んでいた大田区西蒲田のマンションのごみ集積所を捜索。凶器とみられる果物ナイフや血液のようなものがついたスニーカーなどを押収しており、詳しく調べている。

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