キャバクラ店の女性従業員を送迎し、無許可でタクシー営業を行う「白タク」行為を行ったとして、警視庁交通捜査課は道路運送法違反の疑いで、送迎サービス会社「ISANA」(東京都豊島区)元社長、小山田栄一容疑者(77)=千葉県市川市=を逮捕し、法人としての同社と元役員、運転手ら5人を書類送検した。小山田容疑者は「法律違反になることは分かっていた」と容疑を認めている。 同社はキャバクラ店の従業員の送迎を専門に行い、令和6年以降、新橋、神田、池袋地区の計12店舗と契約。在籍する約40人の運転手が自家用車を使って、店の閉店後に女性従業員を自宅まで送り届けていた。 昨年10月、運転手の1人が、従業員を自宅に送り届ける際に居眠り運転をし、自転車に乗っていた女性をはねて死亡させて逃走。警視庁が運転手を道交法違反(ひき逃げ)容疑などで逮捕し、捜査する過程で、同社が白タク営業を行っていることが分かった。 同社は正規のタクシー料金より割安で、運送距離などに応じて店側から運賃を受け取り、令和6年10月からの1年間で約1億7千万円を売り上げていたという。 小山田容疑者の逮捕容疑は共謀の上、国の許可を受けず、昨年10月、東京都港区から埼玉県狭山市にかけて、キャバクラ3店舗の女性従業員6人を1万9千円で乗せたとしている。