東京都文京区の個室マッサージ店でタイ国籍の少女が働かされていた事件で、警視庁保安課は15日、この店に少女を雇って客に性的マッサージをさせたとして、タイ国籍のプンシリパンヤー・パカポーン容疑者(38)=練馬区南大泉4=を児童福祉法違反(淫行(いんこう)させる行為)容疑で逮捕したと発表した。警視庁は、店で採用を担うマネジャーの立場だった容疑者が、少女の母親(29)から頼まれて雇用したとみている。 警視庁によると、容疑者は、フェイスブックにタイ語で「日本でマッサージの仕事を紹介する」という趣旨の書き込みをし、従業員を募集。母親は2025年5月にこの店で働いており、6月に少女の入店も容疑者に相談していた。容疑者の携帯電話には3000件の連絡先が登録され、店に30~40人のタイ人女性を紹介しており、ブローカーの役割だったとみられる。 逮捕容疑は25年6月30日ごろ、経営者の細野正之被告(52)=児童福祉法違反などで起訴=と共謀し、年齢確認が不十分なまま、文京区湯島3の店で、12歳だった少女に男性客への性的なマッサージをさせたとしている。「店のママとして従業員の募集や管理をしていた」と説明しつつ、容疑に関しては「もう店を辞めているので関係ない」と供述しているという。 警視庁は細野被告も、少女らタイ国籍の2人を店で働かせた入管法違反(不法就労助長)の疑いで再逮捕した。「店の経営状態が悪く、滞在資格に関係なく採用していた」と話しているという。【菅野蘭】