家賃数十万滞納、住人の容疑者 立ち退き「期限」の日に死傷事件か

東京都杉並区の賃貸アパート一室の住人に立ち退きを求めるため訪れた男性2人が切りつけられ死傷した事件で、現行犯逮捕された職業不詳の山本宏容疑者(40)がこの部屋の住人で、家賃を数十万円滞納していたことが警視庁への取材で分かった。 容疑者は昨年12月に立ち退きの「予告」を受けており、今月15日が期限だった。男性らは同日、部屋の明け渡しの強制執行手続きで訪問していたという。 警視庁は16日、死亡した男性は家賃保証会社社員の小栗寿晃さん(61)=神奈川県海老名市=と判明したと発表した。 山本容疑者は15日午前10時ごろ、杉並区和泉2丁目にある自宅賃貸アパートを訪れた小栗さんと東京地裁の執行官の60代男性を付近の路上で刃物のようなもので切りつけて殺害しようとした疑いがある。 ■「住むところが無くなり、全て終わりだと思った」 小栗さんが背中を刺され、その後、執行官が胸など4カ所を刺されたという。執行官は刃物が刺さった状態で発見され、傷が胸から背中に貫通していた。 山本容疑者は「殺すつもりはなかったが、死んでもいいと思った」と供述。捜査関係者などによると、容疑者は「住むところが無くなり、全て終わりだと思った。自分も死んでもいいと思った」と話しているという。 家賃を数十万円滞納していたといい、警視庁は、長期間にわたって家賃を滞納していた状態が続いていたとみている。(長妻昭明、藤田大道、吉村駿)

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