茨城・坂東市議をストーカーの罪で起訴 水戸地検下妻支部 百条委員長「厳正に対処」

知人女性の自宅に押しかけたり、車に傷を付けたりしたとして、ストーカー規制法違反と器物損壊の疑いで逮捕された茨城県坂東市議で同市、容疑者の男(63)について、水戸地検下妻支部は4日、同罪で起訴した。被告の男による不当行為があったとして、市議会は百条委員会を立ち上げており、委員長の後藤治男市議は「厳正に対処したい」としている。 起訴状などによると、昨年11月1日午後4時35分ごろ、同県つくば市内の駐車場で、県西地域の60代女性の乗用車に剥離剤のようなものをかけて塗装を剥がし、90万円相当の損害を与えたほか、女性の勤務先付近をうろつくとともに乱暴な言動をし、付きまとい行為の禁止命令に違反しストーカー行為をしたとされる。 県警人身安全少年課によると、同9月に女性から「(被告の男から)しつこく電話されたり、自宅に来られたりした」などと、県警境署に相談があり、同署は付きまとい行為をやめるよう口頭指導を行ったが、被告の男が再び女性宅に押しかけたため、県警が禁止命令を出していた。 同課によると、これまでの調べに対し、同月に押しかけたことは認め、ほかの容疑は否認している。 市議会は、被告の男による市職員に対する不当要求行為を調査する特別委員会(百条委)を立ち上げており、今年1月22日に第1回会合を開いた。特定の職員に対して付きまとい行為があり、加えて職員を所管する課長らに対し、同職員を退職させるよう繰り返し求めるなどの不当要求があったとされる。 百条委の第1回会合では不当要求行為を受けたとされる課長ら3人を参考人聴取した。次回の日程は未定という。 今回の起訴を受け、後藤委員長は「さまざまな状況を見ながら進めていく。厳正に対処したい」と述べた。市議会の渡辺利男議長は「今後の裁判の動向を注視しながら、市民の皆さまの信頼を取り戻すため、議員一同全力で取り組む」とのコメントを出した。

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