「目先のカネ欲しさから、内容を把握せずに素性を知らない指示役からの仕事を安易に引き受けた。身勝手で短絡的な犯行」 検察側は、闇バイト強盗に応募した男の行動をこう批判した。 2月2日、さいたま地裁で行われたのは強盗致傷などの罪に問われている森田梨公哉(りきや)被告(26)の初公判だ。森田被告は関東圏内で相次いで起きた闇バイト強盗事件に実行犯として関与。他の人物と共謀し埼玉県所沢市などの住宅へ押し入り、高齢夫婦を拘束し切りつけ現金およそ16万円を奪ったとされる。 「森田被告はSNSを通じて闇バイトへ応募。『モノを運ぶ簡単な仕事』という言葉を信じ、怪しいと思いながらもハンマーや粘着テープを購入したそうです。検察側は『何度も引き返す機会があり』罪は重いとし、懲役17年を求刑しています。 一方、弁護側によると森田被告は指示役から血だらけの男性の写真を送られ『オマエもオマエの親もこうするぞ!』と脅されていたとか。森田被告は自分や家族の個人情報を指示役に送っていたそうです。弁護側は懲役10年の判決を求めています」(全国紙司法担当記者) 『FRIDAYデジタル』は、森田被告の逮捕直後に当該事件を取材している。犯行の詳細な手口や、闇バイト強盗実行犯の悲惨な末路を紹介したい――。 「森田被告が関与した事件は、’24年10月1日未明に起きました。森田被告らは、埼玉県所沢市内の住宅へ勝手口の窓をハンマーで割り侵入します。住民の80代夫婦を粘着テープで縛り『カネを早くしろ』などと脅迫。刃物で切りつけたうえ現金約16万円を奪って逃走したそうです。 事件には、森田被告を含め4人の実行犯がかかわっていました。お互い面識はなかったとか。実行犯同士が顔も名前も知らないのは、闇バイト強盗の特徴です。別の事件では、実行犯5人が都内のファミリーレストランで初めて会い車で犯行現場へ。捕まった1人は、警察に対し『(他の実行犯について)誰か知らないが仲間です』と供述しています」(全国紙社会部記者)