【4月スタート】自転車ルール違反で”16歳以上対象”に導入「交通反則通告制度」と“青切符”とは(静岡)

ルールを守らないことによって起きる自転車の事故が後をたちません。こうした事故をなくすためにも、自転車の基本的なルールを再度確認することが大切です。 一時停止をせずに突っ込んでくる自転車…。 車の間から飛び出す自転車…。 傘を差しながらの運転も…。 全国で後をたたない自転車が絡む事故。自転車による危険走行が重大な事故につながるケースがみられるなか…。2月8日、静岡市葵区七間町の交差点では横断歩道をわたっていた女性を自転車がはねる事故が発生。女性は頭部などを打ち救急搬送され意識不明の重体となっていました。警察は、自転車を運転していた静岡市葵区に住む会社員の男を重過失傷害の疑いで逮捕。現場となった交差点には信号機がありましたが、事故発生当時、自転車側の信号は「赤」だったにもかかわらず、自転車はそれを無視して女性をはねたとみられています。 静岡県警によりますと、2025年1年間に県内で発生した自転車の人身事故は2700件余り。これは人身事故全体の16.5パーセントを占めていて、出合い頭の事故などが多くみられたということです。 県内でも目立つ自転車が絡む交通事故。 2月10日、静岡市内で行われていたのは…。 警察官による自転車を対象とした交通指導です。 通勤通学で交通量が多い朝、自転車の利用者にチラシを配ったり、自転車の基本的なルールを指導する様子がみられました。 (静岡南警察署 浦野 雅則 交通課長) 「静岡市内は見ての通り、多くの方が自転車を利用しているので、そういう方々に安全指導を実施した」 しかし…。 (記者) 「多くの自転車が走っていきますが、やはりヘルメットを着用している人は少ないです」 ヘルメットの着用はなかなか浸透していない様子…。 警察庁によると、自転車乗用中の交通事故で死亡した人の約半分が頭部に致命傷を負っていて、2023年4月からはヘルメットの着用が努力義務化されています。 自転車の事故が多い今、自分自身の命を守るためにも基本的なルールを守ることが必要とされるなか、まもなく導入されるのが…。 (静岡南警察署 浦野 雅則 交通課長) 「本年4月1日から自転車の違反行為に対する”交通反則通告制度”が始まります。いままでも、酒気帯び運転やスマホのながら運転など違反行為に対しては検挙、赤切符などを行っていたが、4月1日から16歳以上に”青切符”いわゆる反則切符を告知する」 16歳以上を対象に新たに導入される「交通反則通告制度」いわゆる”青切符”。この”青切符”とは 何なのか?詳しくスタジオで解説します。 (スタジオ解説) (高山 基彦 キャスター) これまで自転車には、飲酒運転でしたり妨害運転などに加えて、その違反によって交通事故を発生させてしまった場合、刑事罰が科される赤切符というのがありました。そして4月1日からは、その赤切符とは別に、事故を起こしていなくても、そのルールを違反した時点で、警察から青切符というものが交付されることになります。 では、その青切符制度…どういったものなのか見ていきます。16歳以上の自転車利用者の交通違反に、警察がその場で青切符を交付するという制度です。もし青切符が交付された場合、違反者は反則金の納付義務が発生します。反則金を支払いますと、裁判や取り調べを受けることなく手続きは終了ということになります。 どういったものが青切符の対象となるのかということですね、まずは「ながらスマホ」です。実際に携帯を手に持ちながら運転をする、画面を注視する、また通話をしながら運転をする行為ですね。そして、信号無視、駐停車違反、また、夜間、これも注意が必要です。無灯火運転…こういったものが青切符の対象となります。 実際、反則金を見ていきますと、3000円から12000円と、その違反の重大性によって金額が変わってくるということなんですね。 (津川 祥吾 アンカー) その反則金なんですけど…結構幅がありますよね。3000円から12000円ということなんですけど…例えば「ながらスマホ」とかだと反則金いくらなんですか? (高山 基彦 キャスター) 「ながらスマホ」ですと一番高い12000円の反則金が課されるということになります。 (津川 祥吾 アンカー) ちょっと痛みを感じる金額かなと思いますが、これ当然まず自転車に乗っている人が、映像にあったように、自分が事故に遭わないようにという…自転車に乗る人を安全に守るという部分と、あと、自転車側が人を傷つけない、加害者側にならないという意味でも取り締まりを強化するという…こういう目的ということですかね。 (コメンテーター 増田 英行 弁護士) その通りだと思います。本当に弁護士の肌感覚…私、交通事故の事件いっぱい担当していますけど、自転車事故もたくさんあるんです。自転車事故の場合だと、けがが重症化してしまうケースが非常に多いです。それも場合によっては後遺症が残ってしまうような、そういう重大事故も多くなってしまうのが実際にあります。そういう社会事実を前提としては、罰則が強化されたものだというふうに言うことができるんですが、私が申し上げたいのは、本当に、罰則はさておいて自転車事故で…事故を自分が起こしても、それから、それに巻き込まれても、本当に、下手をすると後遺症害が残ってしまうような事故になってしまうので、本当に注意して自転車を運転してもらいたいと思います。 (津川 祥吾 アンカー) 「青切符」は4月からですけれども、きょうから、ぜひ皆さん気をつけていただきたいと思います。

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