兵庫県姫路市のマンションの地下駐車場で1月、住人の男性(33)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された住所不詳、自称解体業の小出慶二容疑者(49)が「(男性と)トラブルがあった」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。 神戸地検姫路支部は、小出容疑者の勾留期限の13日までに刑事処分について判断する。 県警によると、小出容疑者は1月20日午前8時ごろ、姫路市岩端町のマンションの地下駐車場で、住人の会社員、木田大助さんの腰部を刃物で突き刺し、殺害した疑いがある。死因は出血性ショックだった。 捜査関係者によると、小出容疑者は逮捕当初の調べに「今は話すつもりはない」と述べたが、その後容疑を認めたという。 木田さんとの関係については「約10年前から面識があるが、親しい間柄ではない」などと説明。「トラブルがあり、個人的に襲撃した」という趣旨の供述もしたという。 また、事件の数日前から、小出容疑者によく似た男がマンション周辺をうろつく姿が付近の防犯カメラに映っていたことも新たにわかった。県警は入念に下見をしていたとみている。 ■神戸から東京経由で石川へ 小出容疑者は事件後、レンタカーで神戸市内に行き、翌21日朝にJR新神戸駅から新幹線で東京都内に移動。同日、新幹線などで石川県内に向かったことも防犯カメラ捜査などから確認された。 小出容疑者は23日に殺人容疑で指名手配され、同日、石川県七尾市のJR七尾駅付近で身柄を確保された。小出容疑者は過去に石川県内や兵庫県内に住んでいたという。(原野百々恵)