性風俗店に女性紹介か 容疑でスカウト2人を逮捕 千葉県警

ソープランドに女性を紹介したとして、千葉県警は12日、船橋市前原東2の仲野隆則容疑者(38)ら風俗スカウト2人を職業安定法違反の疑いで逮捕し、送検したと発表した。仲野容疑者は県内を中心に活動するスカウトグループ「WEB求人」のリーダーとみられる。県警は別のスカウトグループのメンバーも逮捕しており、性風俗店に女性を供給するスカウト集団の取り締まりを強化している。 逮捕容疑は、仲野容疑者は2023年10月25日、千葉市中央区栄町のソープランドに従業員として働く女性を紹介したとしている。仲野容疑者は「誰のことか分からないが、当時紹介していたことに間違いない」と話しているという。 県警によると、WEB求人は千葉駅や船橋駅、津田沼駅周辺で活動する約10人ほどのグループで、遅くとも21年ごろから活動していたとみられる。路上で声をかけたり、知人を介して知り合ったりした女性約400人をソープランドに紹介し、女性の売り上げの15%を「スカウトバック」として店から受け取っていた疑いがある。 県警は10日にも、千葉市中央区栄町のソープランドに女性を紹介して従業員として働かせたとして、東京都新宿区の田野京一郎容疑者(27)を職業安定法違反の疑いで逮捕している。田野容疑者は国内最大規模のスカウトグループとされる「ナチュラル」のメンバーとみられ、警視庁との合同捜査の過程で浮上した。田野容疑者は認否について「言いたくありません」と話しているという。 県警は25年4月、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)が関わる事件を捜査する専従チームを発足させた。7月に県内のソープランドを摘発した際に、押収品からWEB求人を含む複数のスカウトグループが浮上したという。 恋愛感情を利用するなどして女性を性風俗店に紹介する悪質なスカウトが社会問題化している。県警風俗保安課の担当者は「スカウトグループは一つだけではなく、実態を把握していく必要がある。悪質なスカウトの被害者を生まないために取り締まりを強化していきたい」と話している。【林帆南】

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