66歳の誕生日に…「エプスタイン関与疑惑」英アンドルー元王子を逮捕

英国チャールズ3世国王の弟、アンドルー・マウントバッテン=ウィンザー(66)元王子が、公務上の不正行為の疑いで19日(現地時間)、警察に逮捕された。海外メディアは、今回の逮捕が、米国の億万長者で性犯罪者ジェフリー・エプスタインとの関与疑惑と関連している可能性があると伝えた。 英国BBCやロイター、AFP通信によると、テムズバレー警察は同日、チャールズ3世国王の私有地であるノーフォーク州サンドリンガム領地内にあるアンドルー元王子の住居「ウッドファーム」を家宅捜索し、身柄を確保した。警察は声明で「ノーフォーク在住の60代男性を公務上の不正行為の疑いで逮捕し、バークシャーおよびノーフォーク地域の住所を捜索している」とし、「慎重な検討を経て、公務上の不正行為の疑いについて捜査を開始した」と明らかにした。 当局は国家指針に基づき逮捕された人物の身元を公表していないが、主要メディアは一斉に、その人物がアンドルー元王子だと報じた。テムズバレー警察は「当該男性は現在拘禁されている」とし、「捜査中の案件であるため、法廷侮辱罪を避ける観点から報道には注意してほしい」と呼びかけた。BBCは専門家の話として「警察は容疑者を最長96時間まで拘禁できるが、延長には治安判事裁判所の承認が必要だ」と伝えた。通常は12~24時間以内に起訴の可否を判断するか、釈放後に追加捜査を進めるという。 BBCは今回の事案について「衝撃的な事件の衝撃的な展開だ」とし、「英国王室の主要人物が刑事事件で逮捕されるのは、現代王室史でも前例はほとんどない」と評価した。奇しくもアンドルー元王子はこの日、66歳の誕生日を迎えていた。 今回の逮捕は、エプスタイン・スキャンダルの余波との見方が出ている。アンドルー元王子は故エリザベス2世女王の次男で、チャールズ3世国王の弟として、2001年から2011年まで英国の通商特使を務めた。当時エプスタインと親交を続けており、未成年だったバージニア・ジュフレ氏に性的関係を強要したとの疑惑が浮上していた。この問題により、王子の称号や軍の役職を剥奪され、2019年以降は王室の公式公務から退いている。ただし、すべての疑惑については否認してきた。 最近、米司法省が公開した「エプスタイン・ファイル」には、アンドルー元王子が2010~2011年にシンガポール、香港、ベトナムを訪問した情報や、アフガニスタン再建投資に関する機密情報をエプスタインに伝えたとする趣旨の電子メールが含まれていると報じられた。君主制反対団体「リパブリック」はこれを根拠に、公務上の不正行為および機密漏洩(ろうえい)の疑いで告発しており、警察は捜査の可否を検討してきた。 同日、弟の逮捕を受け、チャールズ3世国王は声明で「本件は今後、適切な当局により、適切な方法で、完全かつ公正で正当な手続きに従って調査されるだろう」と述べ、「法は法に従って進められるべきだ」と強調した。さらに「これまでも述べてきた通り、当局がこの過程を遂行するにあたり、全面的かつ誠実な支持と協力を行う」と付け加えた。

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