小学館に係る性加害問題は「業界の信頼に関わる」漫画家協会が声明

公益社団法人 日本漫画家協会は28日、「報道に対する声明」を出し、漫画家による性加害とその対応を巡る一連の報道について言及した。 声明は報道により出版社の関与が指摘されているとしつつ「事実関係はいまだ十分に明らかになっていない」と受け止めると述べながら、この問題を「業界の信頼に関わる重要な問題」「漫画界全体に関わる課題」と位置付けた。 協会は関係出版社に対し、被害者の尊厳と安全に配慮しながら透明性のある調査を行い、その結果や再発防止に向けた取り組みを公表すること、また今後の連載や契約に不安を抱える漫画家に適切な配慮を求めている。 この声明は、小学館が運営する漫画アプリ「マンガワン」での騒動を受けたものとなる。 小学館マンガワンの編集部は27日、「『常人仮面』配信停止に関するご説明とお詫び」と題したコメントを出し「『常人仮面』につきまして、原作者の起用判断および確認体制に問題があったため、配信を停止し、単行本の出荷を停止いたしました」と説明。 マンガワン編集部では、『堕天作戦』の作者である山本章一氏が児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪で逮捕・略式起訴され罰金刑を受けて連載を中止しました。にもかかわらず、別のペンネーム「一路一」に变更して、新連載『常人仮面」の原作者として起用しておりました。 原作者の一路一氏は、過去に別名義で連載していた作品の作者でもあり、その際に性加害事件で処罰を受けた人物と同一であると報告された。小学館側は28日にも声明を公表し、本来であれば原作者として起用すべきでなかったとして謝罪。弁護士を加えた調査委員会を立ち上げ、事実関係や原因解明を急ぐとした。 報道では当該編集部員が被害女性との示談協議に関与していたことなども指摘されていたほか、一連の問題発覚後の声明対応なども問題視されている。

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