スペイン首相、トランプ氏に反論 テレビ演説で「戦争反対」

【AFP=時事】イラン攻撃を目的に米軍機の国内基地使用を拒否したことに対し、ドナルド・トランプ米大統領から批判を受けたスペインのペドロ・サンチェス首相は4日、テレビ演説を通じて反論した。 サンチェス氏は演説で、スペイン政府の立場は「戦争反対だ」と表明。トランプ氏が前日、スペインとの全貿易を停止すると脅したことを受けて反発した形だ。 サンチェス氏はさらに「報復への恐れから、世界に害を及ぼし、自国の価値観や利益に反することに加担するつもりはない」と強調。「われわれはこの惨劇に反対する」と述べ、自身の立場は「これ以上の戦争や不確実性を望まない欧州や北米、中東の数百万の市民」と共有されていると主張した。 トランプ氏は3日、ホワイトハウスでドイツのフリードリヒ・メルツ首相と会談した際、スペインを「ひどい」同盟国だと非難。また、トランプ氏の要求する「防衛費の対GDP比5%への引き上げ」というNATO加盟国の公約を拒否しているとして批判していた。 サンチェス左派政権は、パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラエルによる軍事行動に対する厳しい批判や、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の拘束・逮捕を目的とした軍事作戦への反対など、一連の政策で米国をいらだたせている。 スペイン国内には、米軍が共同利用するロタ海軍基地やモロン空軍基地がある。2003年のイラク侵攻時には、当時の保守派ホセ・マリア・アスナール政権が米国を強力に支持し、軍事利用を認めていた。【翻訳編集】 AFPBB News

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