英警察、中国のスパイ容疑で3人逮捕 1人は与党・労働党議員の夫

【AFP=時事】英警察は4日、中国へのスパイ活動に関与した疑いでキア・スターマー首相率いる与党・労働党議員の夫を含む3人を逮捕した。 ロンドン警視庁によると、39歳、43歳、68歳の3人は、外国の情報機関を支援した疑いでロンドンとウェールズのテロ対策チームによって逮捕された。3人は依然として拘束されている。 ジョアニ・リード議員は、英メディアによって夫のデビッド・テイラー容疑者(39)が逮捕されたと報じられたのを受け、「夫が法律を犯したとの疑いを抱かせるようなことは一度も見たことがない」と述べた。 英国では、中国のスパイ活動疑惑に対する懸念が高まっている。 スターマー氏は、ロンドン中心部への大規模な中国大使館移設の承認や、1月下旬の訪中をめぐり、野党、人権団体、そしてドナルド・トランプ米大統領から批判されている。 スターマー氏は、2018年以来となる英首相による訪中について、世界第2位の経済大国である中国と緊密な関係を構築する上で重要だと繰り返し主張している。 スコットランドの選挙区選出で、議会の内務特別委員会に所属するリード氏は、中国政府との関係が近いとの批判に対し釈明。 「私は中国に行ったこともない」「下院で中国や中国関連の問題について発言したこともない。中国関連の問題について質問したこともない」と述べた。 テイラー容疑者は、リード氏の利害関係者リストに「ロビイスト」として登録されている。 ビジネスSNS「LinkedIn(リンクトイン)」のプロフィルによると、シンクタンク「アジア・ハウス」に勤務している。 英国内の情報収集を担う情報局保安部(MI5)は昨年11月、中国が議会と英政府に関する機密情報にアクセスできる「人材育成」を試みていると警告した。 ロンドン警視庁のテロ対策責任者、ヘレン・フラナガン氏は4日、「近年、国家安全保障に関する事案が著しく増加している」と述べた。 在英中国大使館の報道官は、「英国には、中国を悪意を持って中傷するために、事実を捏造し、いわゆる『スパイ事件』をでっち上げることに熱心な者がいる」「英国の関係者に対し、このような反中国的な政治工作を直ちに停止するよう強く求める」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

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