中村いてう 舞踊「墨塗女」太郎冠者を好演 謹慎中の鶴松の代役を全う

歌舞伎俳優の中村いてうが7日、東京・府中の森芸術劇場で初日を迎えた「春暁歌舞伎特別公演2026」(25日まで。全国11か所)に中村勘九郎、中村七之助らと出演した。 いてうは、1月に建造物損壊の疑いで現行犯逮捕され、謹慎処分を受けた中村鶴松の代役として常磐津舞踊「墨塗女」の太郎冠者を演じた。真面目でお人よしの大名・万之丞(勘九郎)、したたかな妾の花野(七之助)、太郎冠者(いてう)は上品でありながら、ユーモアたっぷりで場内は笑いに包まれた。狂言「墨塗」を舞踊化した松羽目物の作品で、明治40年(1907年)に明治座で初演した。 いてうは舞踊「艶紅曙接拙 紅翫(いろもみじつぎきのふつつか べにかん)」でも主人公の紅翫役で出演。「仮名手本忠臣蔵」「三番叟」「伽羅先代萩」など歌舞伎の名場面を舞踊で表現した。

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