〈「19歳女性はなぜ裸に?」“タレントに会える”ーー甘い言葉で女性50人を強姦した「ペテン男の悪質手口」(平成19年の凶悪事件)〉 から続く 「強姦だと思っていなかった」――。 40人近い女性を毒牙にかけた男は、法廷でそう言い放った。自殺未遂に追い込まれた被害者もいたにもかかわらず、罪を否認し続けたペテン師。その驚くべき主張と、裁判長の問いに対する“戦慄の答え”とは。 平成19年の凶悪事件、その結末に迫る。なお登場人物はすべて仮名である。(全2回の2回目/ 最初から読む ) ◆◆◆ 宮本は自分のバッグから大人のおもちゃを取り出し、性体験がなかった恵さんはそれを見てギョッとなったが、タレントに会いたいがためにガマンした。 「じゃあ、今から使ってやるから、カメラ目線で『私に入れて』って言えよ!」 言う通りにすると、男が侵入してきた。初めての相手が冴えない中年男であることに一抹の後悔を感じたが、「これさえクリアすれば、人気タレントたちに会えるんだ……」と自分に言い聞かせた。恵さんは約3時間にわたり、性の玩具にされた。 だが、コトが終わると、宮本は「帰りのタクシー代」と言って2000円を差し出した挙げ句、非情な言葉を浴びせてきた。