ニコチン入り電子たばこ「ニコパフ」を高校生に販売、容疑で大学生を書類送検 全国初

「ニコパフ」と呼ばれる未承認のニコチン入り電子たばこを知人に販売したとして、大阪府警は9日、医薬品医療機器法違反の疑いで京都府内の大学生の男(21)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。ニコパフを巡る摘発は全国で初めてという。 電子たばこは、カートリッジに入った液体を加熱して蒸気を吸引する。葉タバコを用いる「加熱式たばこ」とは異なり、ニコチンは含まれていない。厚生労働省によると、ニコチンを含む場合は医薬品として承認が必要だが、これまでに国内で承認された例はないといい、ニコパフの販売や譲渡は違法となる。 捜査関係者によると、男は昨年11月、京都府内の路上で、国の承認を受けていないニコパフ10個を当時高校生の少年に4万円で販売した疑いが持たれている。「小遣い欲しさでやりました」と容疑を認めているという。 大阪府警は2月下旬に男を同法違反容疑で逮捕し、その後釈放。任意で調べを続けていた。 男からニコパフを購入した少年も別人に転売しており、府警は同日、同法違反の疑いでこの少年も書類送検した。 捜査関係者によると、男は、海外旅行から戻った友人がニコパフを吸うのを見て存在を知り、自身も使用するようになったと説明。海外のサイトで購入し、昨年6月ごろからはSNSを通じて販売するようになり、約70個を売って約13万円の利益を得ていたという。 ニコパフはパッケージのデザイン性や果実系の香りが特徴で、若者を中心に人気を集めている。大阪府警でも昨夏ごろからニコパフに関する取り扱い事案が増え始めたという。 一方、国内の正規品はないため海外製品を使うことになるが、表示よりもニコチンの含有量が多かったり有害物質が含まれていたりする可能性があり、危険性が指摘されている。

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