12人を無診察で死亡診断か 80代「みとり医」を書類送検 八戸・みちのく記念病院運営の医療法人が改善策を県へ提出

殺人隠蔽事件が明らかになった、八戸市のみちのく記念病院を運営する医療法人は、改善措置の内容をあす公表すると明らかにしました。 「みとり医」と呼ばれ勤務していた高齢医師は、医師法違反の疑いで書類送検されました。 書類送検されたのは、八戸市のみちのく記念病院に勤務していた80代の男性医師です。 この男性医師は去年2月、病院で亡くなった患者12人について、診察していないにもかかわらず死亡診断書を作成していた医師法違反の疑いが持たれています。 捜査関係者によりますと、男性医師は夜間や休日、医師がいないときに診察をせずに死亡診断書を作成する、いわゆる「みとり医」だったとみられています。 12人の死因は「肺炎」や「老衰」と書かれていました。立ち入り検査で不正を把握した県は、去年5月に刑事告発していました。 男性医師は調べに対し、「診察していました」と容疑を否認しているということです。 みちのく記念病院を巡っては、去年2月、うその死亡診断書を遺族に手渡し殺人事件を隠蔽したとして、前の理事長と弟の医師が逮捕・起訴され、前の理事長は有罪が確定しました。 また県は臨時の立ち入り検査で、医師の正確な勤務時間を把握せず虚偽の報告をするなど、複数の違反が確認されたとして、去年9月、医療法に基づき県内で初めて改善措置命令を出しています。 運営する医療法人「杏林会」は、期限のきょう10日までに、県に改善報告書を提出しました。 内容についてはあす公表するとしています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする