東京都台東区の路上で、現金計約4億2300万円が入ったスーツケースを奪ったなどとして、事後強盗容疑で7人が逮捕された事件で、特定抗争指定暴力団山口組系組幹部、狩野仁琉容疑者(21)らが事件後、高級車を購入したり、借金を返済したりしていたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。 奪った現金の一部を充てたとみられ、警視庁は、同容疑者らが事前に、多額の現金が運ばれる日時や場所などの情報を把握していたとみて全容解明を進める。 捜査関係者によると、狩野容疑者は事件後、約200万円の外国製の高級腕時計や、約1000万円の高級ミニバンを購入。職業不詳小池恒児容疑者(47)も約300万円の車を購入していたほか、複数の容疑者が借金を返済していた。 また、指定暴力団住吉会系組幹部、伊藤雄飛容疑者(27)の関係先から、約1000万円が押収されていたことも判明した。 同庁によると、現場からの逃走車と途中で乗り換えた車をそれぞれ運転していた小池、狩野両容疑者が指示役とみられ、伊藤容疑者ら3人が実行役、ほか2人が車の調達役という。 7人は1月29日午後9時半ごろ、台東区東上野の路上で、現金計約4億2300万円が入ったスーツケース3個を窃取して逃走し、男性(43)の顔面付近にスプレーのようなものをかけるなどの暴行を加えた疑いで逮捕された。