韓国でストーカー殺人…前科ある容疑者の身元公開を巡り議論

【03月19日 KOREA WAVE】韓国で20代女性をストーキングした末に殺害した40代の男について、身元情報の公開を求める声が高まっている。被害者が生前、複数回にわたりストーカー被害や重大犯罪の危険性を警察に訴えていたことも明らかになり、警察の対応や身元公開の是非を巡る議論が広がっている。 警察によると、男は14日午前8時58分ごろ、京畿道南楊州市の路上で知人だった20代女性を刃物で刺して殺害した疑いが持たれている。 捜査の結果、犯行は突発的ではなく、事前に準備されていた可能性が高い。男は犯行の2〜3日前から被害女性の勤務先周辺を徘徊し、行動パターンを把握していたとみられる。事件当日も勤務先付近で待ち伏せし、女性が車に乗り込んだ瞬間に接近。事前に用意した電動ドリルで車の窓ガラスを割り、刃物で複数回刺したとされる。 犯行後に逃走した男は、約1時間後、京畿道楊平郡の駐車場に止めていた車内で逮捕された。 被害女性は生前、男によるストーカー行為について警察に複数回通報し、告訴や相談もしていたという。このため事件後、「警察がより積極的に対応できたのではないか」との指摘が出ている。 警察は、逮捕状が却下される可能性などを懸念し、証拠補強の捜査を優先していたとみられるが、その間に男は被害者周辺を何度も下見し、電動ドリルや刃物を準備するなど犯行を計画していたとされる。 京畿北部警察庁は、容疑者の身元公開について「積極的に検討する」との立場を示している。 今回の事件を受け、凶悪犯の身元公開制度そのものを見直すべきだという声も再び強まっている。現在の法律では、犯行の残虐性、被害の重大性、証拠の存在、公開の公共性という4つの条件をすべて満たすと判断された場合にのみ、警察や検察が身元情報を公開できる仕組みだ。今回の事件でも、身元公開の判断基準と制度運用を巡る議論が続く見通しとなっている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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