【AFP=時事】ゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズ(50)が27日、米フロリダ州で車が横転する交通事故を起こし、DUI(飲酒または薬物を使用した上で車を運転)の疑いで逮捕され、訴追されたと当局が発表した。 ウッズは自宅のあるジュピターアイランド近くの住宅街で、追い越しを試みた際に運転していた車がトラックに接触して横転し、その後身柄を拘束された。ウッズにけがはなかった。 マーティン郡のジョン・ブデンシーク保安官によると、2017年にもDUIで逮捕されたことのあるウッズは「酩酊(めいてい)の兆候」を示していたが、その後の呼気検査ではアルコールは検出されなかったという。しかし、尿検査の実施を拒否したため、DUIの容疑で正式に訴追されたと同保安官は述べた。 保安官によれば、現場でウッズを調べた薬物識別の専門家は、ウッズが「何らかの薬物または薬の影響下」にあったと判断したという。 しかし、フロリダ州法では、ウッズには尿検査を拒否する権利があったとした保安官は、「事故当時、彼が何の影響下にあったのかについて、決定的な結果を得ることはもうできない」と述べた。 ウッズも相手車両の運転手はいずれも負傷しなかったが、保安官は今回の事故は「より深刻な事態になりえた」とし、「片側一車線の細い道路で、仮に反対車線から車が来ていたら、負傷者なしで済んだという話になっていたかっただろう」と続けた。 事故直前のウッズの走行速度について問われると保安官は、「分からない」と前置きしたうえで、「制限速度は時速30マイル(48キロ)」「写真を見れば一目瞭然で、停止するまでにかなりの距離を走行したのがわかる」と述べた。 メジャー通算15勝を誇るウッズは、2021年にカリフォルニア州で事故を起こして右脚に重傷を負い、足首などにボルト、脛骨(けいこつ)に金属製のロッドを入れる手術を受けている。 2009年には不倫騒動で清廉なイメージが崩れたウッズは、昨年3月のアキレス腱(けん)断裂と同10月の背中の手術からの復帰に向けて取り組んでいた。【翻訳編集】 AFPBB News