今もウッズが中心となって動いているゴルフ界 車の事故、そして逮捕は影響が広がる【武川玲子コラム】

◇コラム「ゴルフ米ツアー見聞録」 先週の金曜日の静かな午後、ゴルフ界に大きな衝撃が起こった。タイガー・ウッズ(米国)が再び車の横転事故を起こしたという。フロリダ州ジュピターアイランド。自宅近くを運転していたウッズは片側一車線の道路で前を行く高圧洗浄機をけん引していたトラックを追い越そうとしたが、私道に入ろうと左折したトラックと接触、運転席側の左に横転した。 ウッズの運転する黒いSUVの写真は2021年、ロサンゼルス郊外で起こした事故をほうふつさせたが、幸いにもウッズを含めけが人がなかったのは幸いだった。ウッズは酩酊(めいてい)の様子で駆けつけた警察により呼気検査を受けた結果、体内からアルコールは検出されなかった。しかし薬物や医療品を検出するための尿検査は拒否。結果、ウッズは逮捕され、同州マーティン郡の拘置所に収容された。 ウッズは昨年10月に7度目となる腰の手術を受け、現在もリハビリとトレーニングで実戦復帰を目指している最中。強い痛み止めなどを服用していることは容易に想像できる。その夜、保釈金を支払い釈放されたが、現時点でコメントなどは出されていない。 事故のわずか3日前、室内シミュレーションゴルフの「TGL」で久々のプレーを披露したばかり。マスターズ(9日開幕)への出場は不透明としながらも「プレーしたい」と意欲をみせ、「開幕前のチャンピオンズディナーには出席する」と語ったばかりだった。 が、こうなるとウッズがオーガスタ・ナショナルGCに姿を現すかどうかはかなり疑問。「マスターズがどれだけ規制しても騒がれるのは避けられない」と米メディア。また27年のライダーカップの米国チーム主将を受けるか、3月末の返答が注目されていたが、こちらも不明に。 さらに来年から大きな変革がなされるPGAツアーはウッズが先導する。今もウッズが大きな中心となって動いているゴルフ界。まだまだ大きな影響は続きそうだ。(全米ゴルフ記者協会会員) (写真はAP)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする