2021年に鹿児島県北薩地域振興局が発注した工事を巡り、業者に入札の設計金額を漏らしたとして、鹿児島区検は1日までに、官製談合防止法違反(入札妨害)の罪で、志布志市の県職員(60)を略式起訴した。3月30日付。鹿児島簡裁は処分について「現時点で答えるものはない」としている。 起訴状などによると、職員は、同局建設部が発注した工事の一般競争入札で、特定の会社に落札させようと、2021年7月29日、県庁OBで別の建設会社の取締役に秘密事項である工事の設計金額を連絡。取締役は、入札に参加する会社社員に電話で額を伝え、公正な入札を妨害したとされる。 価格を知った会社は同8月2日、最低制限価格と同じ額で入札し、落札した。職員は、予算の確保や発注工事の設計・積算を担当していた。 県土木部監理課は、職員の現在の所属や処分について「現時点で詳細を何も把握していない。事実関係を確認中」としている。