韓国の映画監督が集団暴行で死亡…加害者がメディアを通して謝罪「死罪に値する」

故キム・チャンミン監督が20代の集団から暴行を受けて死亡した中、加害者の一人である某イ氏がメディアを通じて謝罪の意思を示した。 イ氏は7日、韓国メディアとのインタビューで「キム監督と遺族に対して、死罪に値するほどの罪を犯したことを痛感している」と頭を下げた。 さらに、「キム監督の遺族の連絡先が分からず、捜査機関に何度も謝罪と和解の意思を伝えたが、返答は得られなかった」とし、「そのことは私の取り調べ記録にも残っているはずだ」と説明した。 彼は「引き続きお会いして謝罪したいと思っていたが、連絡先が分からず、その機会がなかった」としたうえで、「結果としてメディアを通じて先に謝罪する形になってしまい、いっそう申し訳なく思っている。機会をいただければ、お会いして謝罪したい」と語った。 またイ氏は「キム監督を攻撃する意図はまったくなく、争いにならないよう本当に多くの努力をしてきたということだけは申し上げたい」とも述べた。 さらにイ氏は複雑な胸の内も明かした。彼は「かなり多くの点が事実と異なって伝えられている」としたうえで、事件当時の具体的な経緯については、捜査や裁判の過程で説明する考えだとして言及を控えた。 先日、キム・チャンミン監督の父親は「チェ・ウクのメブルショー」に出演し、「加害者たちはいまだに謝罪の言葉を一言も述べていない」と語り、「私がこの世を去ったあと、孫がどう生きていくのか分からない」と苦しい胸の内を明かした。 また、JTBCとのインタビューでは、暴行現場に同席していた孫が、現在も父親の死を認識できていない状態にあることを明かした。さらに、「子どもが悲鳴を上げるなど、極度の不安症状を見せている」とし、「以前はよく笑う子だったが、その日に目撃した出来事の衝撃が原因のようだ」と語った。 キム・チャンミン監督は昨年10月20日、京畿道(キョンギド)九里(クリ)市のあるレストランで発達障害のある息子と食事をしていた際、20代の男性らと口論になった。その後、加害者らがキム監督の背後からバックチョーク(首を絞める技)をかけ、店内で意識を失った状態のまま無差別に集団暴行を加えたという。さらに、気を失ったキム監督を店外へ引きずり出して暴行を続け、一部の加害者は倒れた被害者をあざ笑う姿まで見せたとされ、大きな衝撃を与えた。 当初、警察のずさんな捜査により加害者に対する逮捕状の請求が却下されたことを受け、韓国の国民の間で大きな憤りが広がった。これを受けて検察は専任チームを編成し、最近になって再捜査に着手した。また、法務部長官のチョン・ソンホも「加害者に対して厳正な処罰が下されるようにする」との考えを示した。 現在、加害者の一人が遅れて謝罪の意思を示す中、検察が今回の再捜査でキム監督の死を巡る真相を明らかにできるのか、注目が集まっている。

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