高岡の危険運転致死容疑事故 娘亡くした父が心境語る

去年12月、高岡市で女性が死亡した事故で、今月8日女性の知人の男が危険運転致死などの疑いで逮捕されました。亡くなった女性の父親がKNBの取材に応じ「娘を返してくれとしか言えない」とやり場のない胸の内を語りました。 亡くなった女性の父親 「納骨はまだしてない」 「何も解決していないところで終わったというのも違うので」 「事件が収まるまで、近くにいてもらうのも良いかなと」 「報告はしてあります。逮捕されたよと」 「私たち家族全員カチャカチャにされた。正直、怒りをどこにぶつけてよいのか」 「娘を返してくれとしか言えない」 やり場のない思いを語るのは、去年12月の高岡市の事故で亡くなった髙橋幸菜さんの父親です。 この事故では今月8日、危険運転致死や救護義務違反などの疑いで小矢部市の会社員 坂田百二郎容疑者(33)が逮捕されました。警察によりますと坂田容疑者は去年12月18日の未明、制御が困難なスピードで軽乗用車を運転し高岡市内の交差点で信号機の柱に衝突。同乗していた髙橋さんを救護せず置き去りにした疑いが持たれています。髙橋さんは事故後、死亡が確認されました。 亡くなった女性の父親 「助手席の原型がとどめていない」 「電柱があるところにど真ん中に突っ込んでいった感じで、助手席と運転席が引き裂かれた状態」 「(娘は)本当に寝ているような感じだった。頭に傷はあったが」 事故のおよそ1時間半前、通信アプリで携帯電話の購入についてやり取りしたのが、髙橋さんとの最後の連絡となりました。父親が送ったメッセージが既読になることはありませんでした。 亡くなった女性の父親 「明るい性格。何でもシャキシャキ話すし、正直な子だった」 「娘なりに朝日町で生活して、がんばっていたと思う」 33歳という若さでこの世を去った髙橋さん。朝日町で小学生と中学生の子ども3人と暮らしていました。子どもたちは現在、髙橋さんの両親らとともに県内で暮らしています。 亡くなった女性の父親 「私らの様子見て、受け入れていると思う。心ではショック受けて、節目が来た時には、親がいないというのでいろいろ苦しむと思うが、私らがフォローしてやりたい。どうしようもないここは」 坂田容疑者は事故の前後に、小矢部市や石川県能美市で車を盗んだ疑いで逮捕され、その後不起訴となっています。一方、12月中旬に、覚せい剤を使用したとして逮捕・起訴されています。高岡での事故は、発生から逮捕まで3か月以上かかり、捜査は長期化していました。 亡くなった女性の父親 「この4か月は正直苦痛だった。この先どういう結果になるのかなとか」 「待たされたのは(容疑者に)他にも余罪があり仕方なかった」 「容疑者がしっかり話をしてくれれば一番良い。どういう風に思っているかこれから示してもらえたら、受け入れる覚悟はある」 事故当時、坂田容疑者は交際していた髙橋さんの車を運転していたとみられています。 亡くなった女性の父親 「どういう経緯でそういう状況になったかわからない」 「(娘は)寄り添える人がほしかった気持ちで付き合っていたと思う。ただその結果が事故で置き去りという考えられない結果で」 「(容疑者は)後ろめたいことあったのかもしれないが」 「そこが許せない」 「とにかく社会的な責任、残された子供に対しての責任を果たしてもらいたい」 髙橋さんの父親は、今回の事故や、先月富山市の国道8号で親子2人が死亡した事故を受け、悪質な運転の危険性を改めて訴えます。 亡くなった女性の父親 「(娘の事故が)フラッシュバックした。(被害者は)私と変わらないような心境」 「一瞬でその日いた人がいなくなる、そうならないように危険な行為はやめてほしい」

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