京都府南丹市園部町の山林で行方不明になっていた園部小の安達結希(ゆき)さん(11)が遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された父親の安達優季(ゆうき)容疑者(37)が、結希さんの行方不明後に同町の店舗などに情報提供を呼びかけるチラシを配っていたことが20日、関係者への取材で分かった。容疑者は自ら110番もしており、京都府警捜査本部(南丹署)は犯行を隠蔽(いんぺい)する意図があった可能性があるとみて経緯を調べている。 複数の関係者によると、安達容疑者は結希さんが行方不明となった先月23日以降、同町の飲食店や事業所に結希さんの顔写真や当日の服装を記したチラシを配り、情報提供を呼びかけていたという。 店舗関係者の説明では、結希さんが行方不明になってから8日後の先月31日午後0時50分ごろに男が店を訪れ、チラシの掲出を求めてきた。男は安達容疑者とみられるという。 結希さんは先月23日に登校しなかったことから行方不明が判明。捜査本部によると、安達容疑者は同日正午ごろ自ら110番し「午前8時ごろに車で園部小まで結希さんを送った」と説明していた。結希さんの捜索にも参加しており、捜査本部は一連の行動は犯行の隠蔽や捜査のかく乱を図った疑いがあるとみている。 逮捕容疑は3月23日朝〜4月13日午後4時45分ごろ、結希さんの遺体が発見された園部町の山林内を含む、南丹市内の複数箇所に乗用車を使って遺体を運び込んで隠し、遺棄した疑い。逮捕前の調べに「首を絞め付けて殺した」との趣旨を供述しており、捜査本部は結希さんの死亡の経緯についても慎重に調べている。