他人になりすまして神奈川県大和市内の小学校に個人情報が記載された資料を送ったなどとして神奈川県警大和署は22日、横浜市瀬谷区阿久和南4、地方公務員の伊藤宗太容疑者(43)を私印偽造・同不正使用の疑いなどで逮捕した。 逮捕容疑は、2025年3月、他人の署名を偽造し、郵便物を大和市内の郵便ポストに投函(とうかん)し、市内の小学校に送りつけ、同校職員らの業務を妨害したなどとしている。 大和市は昨年、市立引地台小学校で、児童の個人情報を含む文書を紛失したと発表。同署に相談していた。市教委によると、同容疑者は同小の教諭。紛失したのは4年生1クラス(27人)の通知表に記載する「学習の様子」を下書きした資料で、校長が3月12日午後、職員室の自席の机上に置いて離席した際になくなっていたという。 県警によると、郵便物には「なぜこのような流出が起きたのか説明を求めるとともに、個人情報の管理が不十分であることに不安と憤りを感じる」という書面が同封されていた。伊藤容疑者は「郵便物を学校に送ったが、業務妨害をするために送ったわけではない」と容疑を一部否認している。 逮捕を受けて大和市の藤井明教育長はコメントを発表。「児童、保護者、市民に深くおわび申し上げる」と陳謝した。また、捜査に協力し、「子どもたちの心のケアに万全を期すとともに、信頼の回復に全力で努めていく」とした。【清水夏妃、佐藤浩】