京都府南丹市園部町の山林で行方不明になっていた園部小学校の安達結希(ゆき)さん(11)が遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された父親の安達優季(ゆうき)容疑者(37)が、結希さんが行方不明となった3月23日は乗用車で学校付近まで行き、ごく短い時間停車した後、自宅に戻って数時間滞在していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。容疑者は逮捕前の任意の聴取に「(結希さんを)学校まで送ったが、別の場所に連れて行って殺した」と供述していたといい、京都府警捜査本部(南丹署)が詳しい経緯を調べている。 捜査関係者によると、安達容疑者は、結希さんの行方が分からなくなった3月23日は朝に車で結希さんを学校に送り届けたと府警に説明した。容疑者の車のドライブレコーダー映像などからは、車が学校付近まで行ったことは確認されたが、停車時間は長くても数分間だったとみられる。ドラレコに結希さんが車を降りる様子は写っておらず、学校の防犯カメラにも登校する姿は写っていなかった。 その後、車は学校方面から自宅に戻っており、容疑者は家族がいる自宅で数時間滞在したとみられる。正午ごろには、結希さんの行方不明について自ら110番していた。 捜査本部は、容疑者が結希さんを車に乗せて学校に行ったが、降ろさずに学校を離れ、結希さんの死亡に関与した後、自宅に戻った疑いがあるとみて慎重に捜査を進めている。 結希さんは3月23日朝に登校しなかったことから、行方不明が判明した。安達容疑者は結希さんの捜索に参加していたほか、容疑者の車のドラレコ映像は一部削除されていた。捜査本部は容疑者が犯行の隠蔽(いんぺい)や捜査のかく乱を図った可能性があるとみて調べている。 安達容疑者の逮捕容疑は3月23日朝〜4月13日午後4時45分ごろ、結希さんの遺体が発見された園部町の山林内を含む、南丹市内の複数箇所に乗用車を使って結希さんの遺体を運び込んで隠し、遺棄した疑い。容疑を認めているという。