《執拗に追い回し、足技で攻撃》少年らが通行人を襲う“暴行動画”が拡散…都教委は「都立高校の生徒」と回答、現在は事実関係確認と指導を実施中

4月29日頃から、Xで高校生と思しき少年たちが通行人を襲撃する動画が拡散している。きっかけは、社会問題を取り扱うインフルエンサーの投稿。29日にインスタグラムから転載した56秒の動画が公開され、ひとりの少年が通行人を執拗に追いかけて暴行を加える様子などが収められていた。 撮影場所は、店などが立ち並ぶ商店街と思しき広い歩道。少年は逃げる通行人を捕まえると、柔道の大外刈りのような足技を何度もかけて通行人を転倒させる。その衝撃で通行人が被っていた帽子が地面に落ちたが、素早く別の少年が現れてその帽子を蹴り飛ばした。 映像では撮影者と思しき人物が爆笑する音声も収められており、「あーヤバい!ヤバい!」と声を上げながら通行人を襲撃した少年たちとダッシュで逃げ去る。通行人に足技をかけていた少年が通行人の帽子を拾って走る様子も映り込んでおり、逃げ切った後には撮影者と思しき人物の「あーおもろい」と面白がる音声も含まれていた。 その間もカメラは回っており、少年たちは再びダッシュで通行人の元に戻る。奪った帽子を通行人に返していたが、通行人は帽子をひったくるように受け取ると、怒ったように何かを言い放ちながら去っていった。しかし少年らが謝罪することはなく、大声で笑いながら「バイバーイ」と通行人を見送るシーンで動画は締めくくられていた。 インフルエンサーが公開した動画の投稿は、現在までに562万件のインプレッションを集め、6500回リポストされるなど瞬く間に拡散(5月1日14時現在)。実際に動画が撮影された時期などは不明だが、《え、これ日本の話??治安が終わってない?》《これって通り魔と一緒じゃないですか…》《逮捕案件》と批判の声が続出している。 なお、本動画を公開したインフルエンサーは、少年たちが東京都の都立高等学校に通う生徒であるとも指摘している。さらに本動画が炎上した直後には、一部で名前が特定されていた学校のXアカウントが非公開となっていた。 そこで本誌は5月1日、Xで名前が挙げられていた高校を取材。対応した副校長によれば、動画が拡散していることは「学校として把握しております」と説明。 だが、撮影時期や少年たちが自校の生徒であるかどうかも含め、事実関係は現在調査中とのこと。また、同校のXアカウントが非公開とされたことについても「一時的な措置です」と明かし、動画が炎上した29日中に対応したという。 調査結果を公表するかどうかについても尋ねたが、「それは調査内容によるので、現時点でお答えできることはございません」との返答にとどまった。 次に本誌は、この事案について東京都の公立学校を管理する東京都教育委員会にも見解を尋ねた。高等学校教育指導課の担当者によれば、炎上している動画が拡散していることは把握しているとのこと。 動画に映っていた少年たちについて問うと、「都立高校の生徒であると把握しております」との返答が。ただ、現在は事実関係を確認中であり、個別の案件であることから、「教育委員会として当該の学校名はお答えできない状況です」とのこと。 現在の対応状況については、「当該する学校で事実確認を進めていると同時に、(生徒に)指導を行っている段階です。当教育委員会としては、この事案について学校への支援を行っております」と説明。だが、具体的な支援内容などについては、「今の段階での回答は差し控えさせていただきます」とのことだった。 今年1月には、栃木県の県立高校や大分県の市立中学校などで撮影された“いじめ暴行動画”が社会問題として取り沙汰されたばかり。今回炎上している動画では、少年たちと通行人の関係性は不明だが、“悪ふざけ”では済まされない事案だろう。学校及び教育委員会の調査によって、事実関係は明るみになるだろうか。

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