磐越道事故 高校生21人死傷 68歳運転手の“危ない運転”供述と証言 白バス疑いも捜査 福島

磐越自動車道で高校生など21人が死傷した事故のニュースからお伝えします。 捜査関係者などへの取材で見えてきたのは、逮捕された運転手の“危ない運転”です。 生徒の関係者によると、生徒たちは自ら発えん筒をたき、けがをした生徒の手を握り呼びかけるなど、懸命に処置を行っていたといいます。 「救急車!」 「誰か発えん筒!」 バスに乗っていた生徒の関係者によると、生徒たちは自ら発えん筒をたき、 「大丈夫だよ!」 「すぐ救急車来るよ!」 けがをした生徒の手を握り呼びかけるなど懸命に処置を行っていたといいます。 先週6日、郡山市の磐越自動車道で起きた事故。 新潟県北越高校の男子ソフトテニス部の部員20人を乗せたマイクロバスがガードレールなどに衝突し、稲垣尋斗さん(17)が死亡。 ほかにも生徒など20人がけがをしました。 この事故で逮捕されたのが、バスを運転していた新潟県の無職、若山哲夫容疑者(68)。 捜査関係者によりますと、現場の状況から、クッションドラムにぶつかったあと、まっすぐガードレールに突っ込み、衝突後も止まらず20メートルから30メートル走行していたとみられています。 ■若山哲夫容疑者『曲がり切れなかった』『居眠り運転はしていない』『速度の見極めが甘かった。90キロか100キロ出していた。』 一方、現場は緩やかなカーブで、明確なブレーキ痕や急ハンドルを切った痕跡が残っていないことなどから、警察は速度以外の理由で衝突直前までガードレールなどに気づかなかった可能性もあるとみて、当時の状況を詳しく調べています。 若山容疑者の運転をめぐって、新たな証言も。 捜査関係者によりますと、複数人の生徒が警察の聞き取りに対し、若山容疑者が縁石に乗り上げたり、トンネル内で車体をこすったりと、「事故の前から危ない運転だった」と話しています。 また、若山容疑者は先月から複数回事故を起こし、周りには免許を返納したいと話していたといいます。 ただ、事故の後、「運転技術や体調に不安はない」と供述していて、警察が裏付け捜査を急いでいます。 加えて、事故をめぐっては道路運送法違反に当たるかどうかの捜査も進んでいます。 警察によりますと、若山容疑者は大型一種免許を持っていますが、客を運送して対価を得る「二種免許」を持っておらず、仮に若山容疑者が今回の運転で何らかの対価を得ていたとすれば、いわゆる「白バス」行為にあたる可能性があります。 10日、会見を開いた高校は、運転手に渡されたと思われる手当の封筒などについて説明。 封筒には「手当」「高速」「ガソリン」と表書きがあり、現金3万3千円が入っていたということです。 警察は、学校やバス会社、若山容疑者がその現金をどのように認識しているかなどを含め、捜査を進めています。

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