「置いてきただけ」殺人否認の内田梨瑚被告を追い詰めた共犯者の証言【旭川女子高校生殺害】スマホ破壊、偽装メッセージ…殺人容疑否認の裏で進んでいた証拠固め《連載(3)》

2024年4月、北海道旭川市の郊外で、当時17歳の女子高校生が衣服を脱がされて暴行を受け、さらにつり橋の上から石狩川へ転落死した事件。 事件から約2年を経て、主犯格とされる北海道旭川市の無職・内田梨瑚被告(23)の公判が25日から始まる。 まだ雪が残るひとけのない真夜中の現場で一体、何が起きていたのか。 事件が発覚した当時の捜査機関や関係者への取材、共犯の女の裁判で明らかになった内容から、改めて事件の経過を追う。《5回シリーズの3回目》 ■【第3回】事件発覚 内田被告の共犯の女(当時19・懲役23年が確定し服役中)の裁判員裁判での証言や、検察側の証拠などから事件後の動きを辿る。 2024年4月19日未明、北海道旭川市・神居古潭のつり橋から女子高校生を連れ帰ることなく、自分の車に戻った内田被告は、女子高校生の携帯電話を車で轢いて破壊し、旭川市内の川に捨てた。(その後の女の供述から警察が発見し、データは復旧している) 内田被告(当時21)と共犯の女(当時19)は、事件当時には別々の場所にいたかのようなメッセージを交換。警察の捜査には黙秘するといった旨の口裏合わせをした。 女子高校生の家族から警察に届け出があり、警察は行方を捜索するとともに事件に巻き込まれた可能性があるとみて捜査を始めた。 ■内田梨瑚被告を”緊急逮捕” すぐに、内田被告が捜査線上に浮上し、事件から5日後、内田被告を緊急逮捕。調べが進むとともに、合わせて4つの容疑が固まった。 内田被告は、2024年4月下旬〜6月中旬にかけ、女子高校生を脅して金品を出させたとする”恐喝”、内田被告の車両内へ監禁したとする”監禁”、神居古潭で服を全部脱がせるなどしたとする”不同意わいせつ”、川に落として殺害したとする”殺人”の4つの容疑で共謀したとする容疑者と共に、逮捕された。 監禁容疑については、その後、不起訴処分となっているが、検察庁は理由を明かしていない。 不同意わいせつ容疑について、検察庁は死との因果関係があるとして「不同意わいせつ致死」の罪で起訴している。

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