去年、カンボジアの拠点で特殊詐欺のかけ子として日本人29人が逮捕された事件で、そのうち1人を現地に送ろうと中部国際空港まで連行したとしてリクルーターの男が逮捕されました。 逮捕されたのは、長崎県佐世保市に住む鈴木恒輔容疑者(34)です。 警察によりますと、鈴木容疑者は去年2月、カンボジアの特殊詐欺拠点へ移送する目的で35歳の男性を車に乗せ、「金借りとるやつが、逃げるのか」「『はい』と言うまで殴るぞ」などと脅迫し、中部国際空港まで連行した疑いが持たれています。鈴木容疑者は行方をくらませていましたが、潜伏先が判明し、逮捕に至りました。 35歳の男性は去年、カンボジアの拠点で「かけ子」として特殊詐欺に関与したとして逮捕された日本人29人のうちの一人で、その後、不起訴処分になっています。 また今年2月、鈴木容疑者と共謀したとして別の男性2人が逮捕されましたが、いずれも不起訴処分になっています。 警察は、鈴木容疑者の認否を明らかにしていませんが、35歳の男性をカンボジアに送ることを計画した首謀者であるとみて、調べを進めています。