今年4月、鳥取県琴浦町に住む60代男性が厚生労働省の職員や大阪府警の警察官を騙る男から犯罪に関与していなことを証明するための名目で約1200万円を騙し取られたことが分かりました。 警察によりますと今年4月7日に男性のスマートフォンに厚生労働省の職員を名乗る男から電話があり、「あなたには大阪の医療機関から睡眠薬が多く処方されており、違法である。年金も止まる。間違いなら大阪府警に申告してほしい。」と言われました。 また、同じ日に大阪府警の警察官を名乗る男から電話があり「不正に口座を開設し、お金を引き出した犯人を逮捕している。犯人は引き出したお金の内、680万円をあなたに渡したといっている。あなたを犯人として捜査をしている」と言われました。 男性が心当たりがないことを伝えると大阪地方検察庁の検察官を名乗る男から電話があり「マネーロンダリングの容疑がかかっていて、逮捕状も出ている」「あなたの口座内に不正なお金がないか調べる必要がある」などと言われてLINEに誘導され、大阪地方検察庁と印字された身分証明書や逮捕状が送付されてきたということです。 本物の警察官や検察官と信じた男性は犯罪に関与していないことを証明するため4月16日から22日までの間に6回にわたり約1200万円を振り込みました。 23日に男がLINEのトークルームから退出していたことから男性は警察に連絡し詐欺被害に遭っていたことがわかりました。 鳥取県警は警察官や検察官を名乗り、LINEでニセの逮捕状や警察手帳などを示して捜査名目でお金を騙しとるニセ警察詐欺が多発しているとして、携帯電話にかかる詐欺電話をブロックするための特殊詐欺対策アプリの導入を推奨しています。