「落ち度ない妻や愛犬を惨殺した」栃木強盗殺人 遺族がコメント…「主犯格があなたの口座を知っている」事件便乗の詐欺電話も

栃木県で起きた強盗殺人事件で亡くなった女性の遺族が22日、コメントを発表しました。 「何の落ち度もない妻や愛犬を惨殺した」と深い悲しみをあらわにしました。 栃木・上三川町の住宅で、富山英子さん(69)が殺害された強盗殺人事件。 22日、亡くなった英子さんの遺族が事件後初めてコメントを出しました。 亡くなった富山英子さんの遺族: 5月14日、妻が殺され息子たちも重傷を負いました。また、家族を守ろうとした愛犬も殺されました。その後、犯人たちが次々と逮捕されていますが、事件以来、私ども家族の生活は一変しました。穏やかに過ごしていた私ども家族は、今、どん底にいます。犯人たちは、身勝手な理由で、何の落ち度のない妻や愛犬を惨殺しました。そして、息子たちに大けがを負わせました。私たちは、犯人たちのことを許すことは絶対にありません。同じような苦しみを味わってほしいと思います。 この事件の指示役の1人とみられる竹前海斗容疑者(28)が逮捕されたのは、事件から3日後の5月17日。 羽田空港で発見された海斗容疑者は、韓国を経由して、別の国に逃亡する計画だったことが分かりました。 身柄が確保されたのは搭乗開始のわずか数十分前。 逃亡寸前での逮捕でした。 一方、同じ日に妻の美結容疑者(25)は生後7カ月の娘とともに、神奈川県内のホテルで身柄を確保されました。 潜伏中、偽名を使っていたことが分かっています。 一方で、竹前容疑者夫婦の指示を受け、富山さん宅を襲撃した“実行役”の4人の16歳の高校生。 住宅に押し入る3人と見張りをする1人に分かれ、役割を分担していたとみられています。 住宅に押し入った3人は、それぞれが別々のルートから侵入した可能性があることも分かりました。 犯行の直前“目出し帽の人物と話をした”という近所の人も「(Q.人数は?)1人。ずいぶん若い人だなと」と証言してます。 そして事件直後、高校生Aは現場近くで確保されましたが、残る3人は逃走。 逃走した高校生のうち1人は事件後、飲食店のアルバイトに出勤し、そのアルバイト先で確保されたことが分かりました。 警察は、全国で増加する匿名・流動型犯罪グループいわゆる“トクリュウ”が関与したとみて実態解明を進めています。 “トクリュウ”を巡っては、未成年が実行役となるケースが増加。 2026年2月には、東京・四谷の貴金属店に「排水設備の点検」を装った男4人がバールを持って押し入った強盗未遂事件が発生。 この事件の実行犯として逮捕された男3人のうち1人は、17歳の高校生でした。 一方、4人の高校生が次々と逮捕される異例の事態となった今回の事件に便乗し、金銭をだまし取ろうとしたとみられる“詐欺電話”も確認されています。 栃木県警によりますと、20日、県外に住む60代男性の携帯電話に警察官を名乗る人物から連絡があり、「(栃木県)上三川町の強盗殺人事件の主犯格があなた名義の口座を知っている。新しい口座を作り、全財産を移してください」と指示したというのです。 通話内容を不審に思った男性は、警察に相談したため被害はありませんでした。 警察は、事件に便乗した詐欺電話に注意するよう呼びかけています。

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