八代市建設汚職 賄賂の一部2000万円を都内の法人口座に隠す 市議ら再逮捕

熊本県八代市の新庁舎建設を巡り市議ら3人があっせん収賄容疑で逮捕された汚職事件で、賄賂の現金の一部を法人口座に入金して隠したとして、警視庁と熊本県警の合同捜査本部は28日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで、市議の成松由紀夫被告(54)=八代市、あっせん収賄罪で起訴=ら3人を再逮捕し、新たにウェブ制作会社代表、渡辺裕人容疑者(49)=東京都渋谷区=ら3人を逮捕した。 新たに逮捕されたのは渡辺容疑者のほか、住居・職業不詳、伊藤卓也(51)、八代市の団体職員、中村和博(51)の両容疑者。警視庁捜査2課はいずれの認否も明らかにしていない。 6人の逮捕容疑は令和8年4月ごろ、東京都内のコンビニエンスストアのATMから、渡辺容疑者が代表を務める法人の口座に、準大手ゼネコン「前田建設工業」(東京都千代田区)から受け取った賄賂の一部計約2000万円を入金し、犯罪収益を隠したとしている。 捜査2課によると、成松容疑者らは賄賂の現金2000万円以上を持って新幹線で上京。落ち合った渡辺、伊藤両容疑者が渋谷区のコンビニ3店舗のATMを行き来し、約50万円ずつに分けて、約40回にわたり、入金していた。捜査本部は、入金された現金はその後、別の口座に振り込まれるなどしたとみており、資金の流れの解明を進める。 成松容疑者らは市の調査特別委員会などで新庁舎建設を巡る疑惑で追及を受けており、マネーロンダリング(資金洗浄)を図ったとみられる。 汚職事件を巡っては、成松容疑者が今月、新庁舎建設工事の入札で、同社側が有利になるように市に働きかけた見返りに現金6000万円を受け取った、あっせん収賄容疑で逮捕・起訴された。

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