Courtney Rozen [ワシントン 31日 ロイター] – 米ニュージャージー州ニューアークの移民収容施設前で施設の劣悪な環境に対する抗議活動が行われていた問題で、シェリル州知事(民主党)は31日、収容者への家族の面会を再開すると表明した。デモ参加者と移民・税関捜査局(ICE)職員との衝突でデモ参加者が逮捕され、法執行当局は立ち入り制限区域を拡大した。 問題の収容所は移民・税関捜査局(ICE)の委託で民間企業ジオ・グループが運営する収容規模1000人の「ディレイニー・ホール」。移民擁護団体や民主党からは、非人道的な環境で運営がずさんだとして閉鎖を求める声が出ていた。 シェリル知事は29日、デモ参加者とICE側の衝突を受け州警察に施設周辺を管理するよう命令。州警察によると、29日にデモ参加者6人、30日夜には3人を逮捕した。 トランプ政権は、移民取り締まりへの抗議活動を理由に国内各地に連邦法執行機関を派遣している。 米国土安全保障省のマリン長官は28日、ニュージャージー州北部で地元法執行機関が連邦移民当局に協力していないとして、トランプ政権がニューアーク空港での国際線旅客・貨物の手続きを近く停止する可能性があると述べた。シェリル氏は、今回の衝突がニュージャージー州への大規模派遣の口実になることを警戒する。 同氏は31日の会見で、警察の護衛を受けた家族が収容者と面会できるようになると述べた。ICEについて「いかなる意味でもわれわれの街頭にいてほしい法執行機関ではない」と述べる一方で、デモ参加者には改めて平静を呼びかけた。州司法長官は、安全上の理由から施設周辺のより広い範囲が州警察の管理下にあると述べた。 民主党のジェフリーズ下院院内総務は31日、ニュージャージー州の議員3人と共に同施設を視察した後、「この状況は受け入れられない。ディレイニー・ホールは直ちに閉鎖されなければならない」とする声明を発表した。