マカオ、両替通じて香港ドルの模擬紙幣を使った詐欺事件発生…中国人の少年逮捕

マカオ司法警察局は6月1日、両替相手に模擬紙幣を見せて信用させ、現金を詐取したとして、中国人(中国本土居民)の男(17)を逮捕したと発表。 同局によれば、前日(5月31日)夜、中国本土からマカオを訪れていた男性から詐欺被害の通報があったとのこと。 被害者男性は同局に対し、スマートフォンのコミュニケーションアプリのチャットグループで見知らぬ男と両替の話がまとまり、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)内にあるフードコートで対面して8万7000人民元を10万香港ドル(日本円換算:約20万円)と両替をすることになったが、取引の際、相手に対して先に現金をチェックさせてほしいと申し出たところ、1000香港ドル紙幣の札束2つを素早く見せ、すぐに中国本土の銀行の指定口座へ送金するよう求められ、送金を実行。しかし、相手は着金確認するといきなり逃走を図ったといい、これを追いかけ、IRの警備員の協力を得て取り押さえることに成功し、警察に通報するに至ったと説明。 その後の同局の調査で、容疑者は本物の紙幣を一切所持しておらず、両替相手に見せた札束200枚はすべて番号が同じ「PROP(小道具として使われる模擬紙幣)」の文字が印字された偽造防止加工がなく、色味、印刷、紙質とも本物と異なるものだったことが明らかになったという。 同局では、容疑者が何者かの指示を受けてマカオ入りし、香港ドルの両替を必要とする人を狙って先に送金させ逃走する手口で詐欺を行ったとみており、容疑者を巨額詐欺罪で検察院送致するとした。 マカオのカジノでは偽造/模造の紙幣や偽造チップが使われる両替詐欺事案がしばしば発生している。

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