5月13日、知人の50代男性をSUV車両ではねて殺害しようとした疑いで逮捕された平田尚人容疑者。6月9日、『FNNプライムオンライン』は、平田容疑者が覚せい剤を使用したとして再逮捕されたと報じた。 「5月の逮捕後、平田容疑者の尿検査から覚せい剤陽性反応が確認されていたことが判明しました。車内からは薬物の吸引器具も発見されたんです。さらに、大麻とみられる物質約10グラムも見つかったといい、押収物の鑑定を進めています」(捜査関係者) 平田容疑者は、海外展開もおこなうコンセプトカフェグループの代表として、東京・秋葉原ではかなり有名な存在だった。接客の過激化で話題になることも多く、“攻めた営業スタイル”の代表格といわれていたという。 本誌は事件直後、被害にあった男性を取材していた。男性は通行人の119番通報で病院へ搬送され、幸い命に別条はなかったものの、全治1週間の重傷を負っていた。 被害男性は、平田容疑者個人に約100万円、さらに平田容疑者が実質的に経営しているというY社に約400万円、合わせて500万円の貸し付けがあったという。 「弁護士を通じて請求もしましたが、支払う意思を示してくれませんでした。平田さんはふだん、ほとんど海外で生活していて、日本にはあまりいないんです。そこで、立ち寄り先のひとつと聞いていた現場近くで待っていました」(被害男性、以下同) 被害男性が平田容疑者の車を見つけ、車の外から話し合いを求めると、平田容疑者は当初、ドアミラー越しに応じたという。しかし、その後、異様な言動を見せ始めた。 「最初は『(お金を)返す』と答えていたのが、『いや、話し合いたい』『振込口座は?』など、ぜんぜん会話が噛み合わなくなってきたんです」 その間、頭を振るなどの不可解な行動もあり、被害男性は「警察官を呼んで立ち会ってもらおう」と提案したという。ところが、その直後だった。 「突然、車を急発進させたんですよ」 平田容疑者は現場から逃走を図り、その後、逮捕されたのだった。 今回、逮捕後に覚せい剤の陽性反応が確認されたことで、なぜ平田容疑者が不可解な言動を見せ、危険な逃走行為に及んだのかについて、新たな見方も浮上している。被害男性は本誌に対し、こう証言する。 「逮捕後の取り調べで平田さんは、私が硫酸を準備している、と誰かから聞いていて、それで逃げたのだと説明したそうです。もちろん、そのような事実はありません。 じつは、逮捕されたときの平田さんの髪型は、いつもとまったく違っていました。(毛髪からの)薬物検査への対策だったのではないかと感じました」 警視庁は押収された物品の鑑定を進めるとともに、事件当時の詳しい状況や薬物との関連について慎重に捜査を続けている。