今年3月、奈良県に住む80代の女性のキャッシュカードを盗み、現金およそ55万円を引き出して盗んだとして、17歳の少年がきょう山形県内で逮捕されました。 警察は、少年が匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」に関与しているとみて調べを進めています。 ■何があったのか 窃盗の疑いで逮捕されたのは、本籍が神奈川県横須賀市の住居不定、職業不詳の17歳の少年です。 警察によりますと、少年は、詐欺グループの1人として名前のわからない人物らと共謀し、今年3月17日、奈良県生駒市に住む80代の女性からキャッシュカードを盗み、そのカードで引き出した現金を盗んだ疑いが持たれています。 共謀していた人物が警察官になりすまし、女性の家に「キャッシュカードを確認させてほしい」などとウソの電話をかけ、同じ日、警察官になりすました少年が女性の家を訪れ、女性にキャッシュカード2枚を封筒に入れさせたあと、女性が目を離した隙にあらかじめ用意していたカードなどが入った封筒とすり替えて盗んだということです。 さらに同じ日のうちに、女性から盗んだキャッシュカードを使用し、生駒市内のコンビニエンスストアに設置されたATMから4回にわたり、現金合計55万3000円を引き出して盗んだということです。 少年はグループの中で、「受け子」と「出し子」の役割を担っていたとみられています。 ■新庄市で90代の女性から… 少年は先月、新庄市に住む90代の女性から銀行の通帳をだまし取ろうとした疑いで逮捕されていました。 その後の捜査で、この事件への関与が明らかになり、きょう新庄市警察署で少年を再逮捕しました。 警察は、捜査に支障があるとして、少年の認否を明らかにしていません。 警察は、少年がSNSなどで実行犯を募り、都度メンバーを入れ替えて闇バイトや特殊詐欺などの犯罪を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」に関与しているとみて、調べを進めています。