ユーロポール、サイバー攻撃で得た暗号資産のマネーロンダリングを行っていたグループを摘発。警察庁も捜査に協力

欧州刑事警察機構(ユーロポール)は6月10日、犯罪グループが犯罪収益の洗浄のために利用していた暗号資産のミキシングサービス(多数のユーザーの資金を混ぜ合わせ、取引履歴の追跡を困難にするサービス)の管理者と見られるロシア国籍、ウクライナ国籍の被疑者2人を逮捕し、同グループが運営・管理するウェブサイトのテイクダウンや被疑者らの資産凍結も行ったと発表した。日本の警察庁も、この捜査に協力している。 今回摘発されたのはミキシングサービスの「AudiA6」。同サービスでは、ランサムウェアグループやサイバー犯罪者が盗んだ暗号資産を現金化するため、複雑な経路で取引を行い、ミキシングによって資金の出所を隠蔽することによるマネーロンダリングを行っていた。ユーロポールによると、2022年~2025年の間に3億3600万ユーロ(622億円相当)以上のマネーロンダリングを実行した疑いが持たれているという。 被疑者たちは、違法なサービスを宣伝したり、世界中のサイバー犯罪者をつなげたりするために利用されるダークウェブのサイバー犯罪フォーラム「Dark2Web」も運営していたとみられている。ユーロポールは、今回の摘発に合わせて、AudiA6とDark2Webのウェブサイトを法執行機関による押収を示すバナーに置き換えている。 捜査および摘発は、複数国の警察組織が協力する形で実行された。警察庁の関東管区警察局サイバー特別捜査部は、今回の捜査において、関係国から被疑者グループが使用していたサーバーデータの提供を受け、犯行実態を明らかにするデータの復元などの協力を行っている。 同庁は引き続き、サイバー空間における一層の安全・安心の確保を図るため、外国捜査機関などとの連携を深め、サイバー事案の実態解明や厳正な取り締まりを推進するとコメントしている。

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