9日に肺炎のため亡くなった俳優の中村玉緒(なかむら・たまお、本名奥村玉緒=おくむら・たまお、享年86)さんの通夜が16日午後6時から東京・品川の桐ケ谷斎場で営まれる。プロ野球ソフトバンクの王貞治会長らが斎場に姿を見せた。 玉緒さんは2023年2月、誤って転倒し、背骨の圧迫骨折した。関係者によると転倒以降、都内の療養施設で暮らしていた。9日に施設から死去したとの連絡が入り、家族も事務所関係者も別れの時に立ち会うことはできなかった。 最近大きな病気はしておらず、関係者は「肺炎との診断だが、老衰に近いと思う。療養先のイベントなどには出ていたようだが、テレビなどの仕事はこの5、6年やっていなかった」と話していた。 中村さんは1939年7月12日生まれ、京都市出身。歌舞伎界の名門「成駒屋」の出身で、父は二代目中村雁治郎さん、兄は四代目坂田藤十郎さんという芸能一家で育った。中学2年で映画デビュー。大映に入社し、控えな脇役からスタート。その美貌と演技力を評価され「赤胴鈴之助」シリーズなどに抜てきされた。 1962年「悪名」シリーズなどで共演した勝新太郎さんに猛アプローチされ、結婚。昭和のおしどり夫婦として人気だったが、その道のりは波乱万丈。勝プロダクションを設立したが、80年に倒産。90年には勝さんがハワイの空港で下着にコカインを入れて現行犯逮捕されるなど、波乱万丈な人生を歩んだ。 転機は明石家さんま(70)との出会い。天然ボケのバラエティーの才能を見出され、92年から始まったTBS系のバラエティ番組「さんまのSUPERからくりTV」など多くの番組に出演した。 告別式は17日午前9時半から東京都品川区西五反田5の32の20、桐ケ谷斎場で営まれる。