兵庫県小野市の蓬莱務市長(80)は26日、任期満了(来年2月6日)に伴う次期市長選に立候補しない意向を明らかにした。蓬莱氏は現在7期目で、現役では全国に5人いる最多期数の市長の1人。後継指名などは行わない方針。 この日最終日を迎えた定例市議会本会議で、閉会のあいさつに立った蓬莱氏は「新たなリーダーシップのもと、変革の歩みを進めるべき時期にある」と述べ、「新しい感覚と発想を持ったリーダーに託したい」との考えを示した。 このあと市役所で記者会見を開き「28年間で築き上げた市民力、行政経営の理念とその仕組みが次代へ引き継げる段階にきた」と退任決断の理由を説明した。 蓬莱氏は、同市の公共工事を巡る汚職事件で平成10年に逮捕・起訴された当時の市長の辞職に伴う翌年の出直し市長選で初当選。入札制度改革に着手し、25年には地域の基幹病院となる北播磨総合医療センターを開設。28年には県内で初めて所得制限なしの医療費無料化を高校3年生まで拡大させた。