粉飾決算で金融機関から融資金約11億円を詐取容疑 環境系ベンチャー元社長逮捕

虚偽の決算書などを使って金融機関から融資金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課が詐欺の疑いで、化学製品製造「環境経営総合研究所」(破産)の元社長、松下敬通容疑者(71)を逮捕したことが3日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、松下容疑者は令和5年11月~6年1月ごろ、金融機関の担当者に虚偽の書類を示すなどして、融資金約11億円をだまし取った疑いが持たれている。 松下容疑者は金融機関側に、5年決算期の決算報告書や設備投資した機械の品名が記された見積書などを偽造して提出していたという。金融機関に提出したり、税務申告したりする決算書を複数使い分けていたとみられる。警視庁は余罪もあるとみて、捜査を進める。 同社は平成8年12月に設立。廃棄紙と合成樹脂を混ぜ、プラスチックの代替材になるとする複合素材「MAPKA(マプカ)」などを開発し、環境分野で一時、注目されていた。大規模な粉飾などが発覚し、令和6年9月に会社更生手続きの開始が決まった。7年3月に破産手続きに移行していた。

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