Alexandre Dimou [イル・シュル・テット(フランス) 6日 ロイター] – フランス南部で起きた山火事が制御不能となり、スペイン国境付近にある24の小さな町や村から1万人余りが避難を余儀なくされた。当局は6日、強風がさらに火勢を強める恐れがあると警告した。 欧州連合(EU)は同日、フランス南部ペルピニャン市近郊のトレビラックで活動する救急チームを支援するため、キプロスとスウェーデンから4機の空中消火機と100人を超える消防士をフランスに派遣していると発表した。 フォンデアライエン欧州委員長はXに「欧州はフランスとともにある」と投稿した。 地元ピレネー・オルアンタル県のピエール・ルニョー・ド・ラ・モス知事がXに投稿した内容によると、この火災により消防士4人を含む16人が負傷し、約4600ヘクタールが焼失した。 5月と6月にフランスと西欧全域を襲った初夏の熱波で広大な土地が乾燥しており、今年は特に山火事が発生しやすい状況となっている。 現在周辺で開催中のツール・ド・フランスのディレクター、クリスティアン・プリュドム氏の話では、トレビラックの火災は大会の3ステージのルート付近で発生したため、消防士が現場に容易にアクセスできるよう、6日は一般客の立ち入りが制限され、レースに随行する車両の車列も最小限に抑えられた。 全長196キロのこのステージは、スペインのグラノリェルスをスタートし、フランスのピレネー・オリアンタル県にあるレ・ザングルがゴール。 世界気象機関(WMO)は、欧州は世界平均の2倍以上の速さで温暖化が進んでおり、長引く熱波の発生がますます起こりやすくなっていると指摘している。 今週フランス南西部では再び気温が摂氏40度に達すると予想されており、ポルトガルやスペインも別の熱波に見舞われているが、6月に記録された過去最高気温に達する公算は乏しい。 フランスに接するスペイン側では、火災によって2200ヘクタールが消失。地域当局は週末、状況は安定しており、今週中に完全に鎮火するだろうと述べた。 警察は、カタルーニャ自治州政府と契約している企業の従業員を逮捕した。 この人物が道路脇で電動工具を使用したことが山火事を引き起こした疑いが持たれている。 カタルーニャの南に位置するカステリョン県では、重要なコルクガシの森があるシエラ・デ・エスパダン国立公園に山火事が燃え広がり、500人が避難した。 ポルトガルでもここ数日間で数百件の火災が発生している。