湊山公園で飼育するサルの頭数を減らすよう便宜を図る見返りに現金を受け取った罪などに問われている元米子市議の男。7月7日初公判が開かれ、起訴内容について否認しました。 受託収賄と収賄の罪に問われているのは元米子市議の稲田淸被告(56)です。 起訴状などによりますと、稲田被告は2024年6月、湊山公園で飼育されているサルの頭数を減らすよう議会で発言する見返りに、当時の指定管理業者の元役員の男から現金100万円を受け取った受託収賄の罪などに問われています。 米子市議会で、稲田被告はー。 稲田淸 被告 (議会での発言 2024年9月) 「9から始まって50まで来たから半分の25くらいがいいんじゃないかとか人間思いがちですけど、やはりねここは専門家の意見を交えて頭数をまずは減らす必要があるんだということを思います」 こうした発言の後、実際に湊山公園のサルの飼育頭数が減ったことから、2025年6月には元役員の男から「成功報酬」として現金100万円を受け取った収賄の罪にも問われています。 鳥取県警の調べに対し、元役員の男は容疑を認めた一方で、稲田被告は、現金を受け取ったことは認めたものの、便宜を図った報酬として受け取ったものではないと容疑については否認し、4月7日に逮捕された後は一貫して黙秘を続けていました。 両者の意見が食い違う中迎えた7月7日の初公判。稲田被告は2度に渡って元役員から現金を受け取ったことを認めました。 その一方でー。 「活動費、生活費だったと考えている。請託を受けていないし謝礼でも受けていない。対価は要求していない」 と起訴内容を否認しました。 さらに、市議会でのサルの頭数を削減するよう発言したことについては、湊山公園を視察して、自らの意思で質問したと主張。元役員の男からの依頼を受けて発言したものでは無いと強調していました。 検察側は、稲田被告が謝礼であることを知りながら元役員から現金を受け取り、デートクラブ代やホテル代、宝くじの購入代などとして使用したと指摘。 一方弁護側は、元役員の男が役員を務めた工務店から稲田被告は、長年にわたって選挙で支援を受けていて、今回受け取った200万円も政治活動や経済的な支援金として受け取ったもので「賄賂」では無いと強調しました。 今後の公判では、元役員の男が証人として出廷する予定で、法廷で何が語られるか、その発言に注目が集まります。