「審判 4Kレストア版」9月25日公開決定 フランツ・カフカ原作文学をオーソン・ウェルズが映画化した不条理裁判劇

オーソン・ウェルズが1962年に発表した長編作品のレストア版となる「審判 4Kレストア版」が、9月25日から新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。あわせて、ビジュアルと予告編が発表された。 本作は、フランツ・カフカの原作小説を、「市民ケーン」「黒い罠」の名匠オーソン・ウェルズが映画化した一作。身に覚えのない罪で突然逮捕を告げられた男ヨーゼフ・K(アンソニー・パーキンス)が、正体の見えない裁判と法の迷宮へと巻き込まれていく姿を、悪夢のような映像世界で描き出す。官僚制への不安、個人を押し潰す見えない権力をテーマにした本作は、公開当時賛否を呼びながらも、今日ではウェルズ映画における不可欠な一本として位置づけられている。 このほどお披露目となったビジュアルは、暗闇の中に浮かぶ複数の人物と群衆のイメージとともに、ウェルズ自身による「私がこれまでに作った中で最高の作品」という言葉が目を惹く仕上がりに。あわせて解禁された予告編では、4Kレストアによってより鮮明になった不条理な世界観を味わうことが可能だ。 なお、今回の4Kレストア版は、STUDIOCANALとシネマテーク・フランセーズによって実施され、オリジナル35mmネガをもとに4Kで映像・音声の修復が行われた。ウェルズならではの陰影に満ちたモノクロームの映像美、迷宮のような空間設計、カフカ的世界の不穏な質感が、鮮やかにスクリーンへ甦る。 「審判 4Kレストア版」は9月25日から全国順次公開。

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