風力発電事業権を二重譲渡か 再エネ会社元役員逮捕、2億円詐取容疑

北海道で計画されていた風力発電の事業権をめぐり、譲渡の手付金として企業から2億円をだまし取ったとして、警視庁が再生可能エネルギーの発電会社の代表取締役だった杉浦瑞泉容疑者(60)=川崎市=ら3人を詐欺容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、容疑者らは2022年4月、再エネ発電所の運営会社(東京)など2社に対し、北海道当別町と石狩市で計画が進められていた風力発電の事業権を譲渡するとうそを伝え、翌5月に手付金などとして計2億円をだまし取った疑いがある。 警視庁は、容疑者らが運営会社側に譲渡を持ちかけたうえで、男性役員を現地に招き、発電所の予定地を案内していたとみている。だが、事業権はこの約2年半前、すでに別の企業に譲渡していたという。 ほかに逮捕されたのは、東京都渋谷区の自営業、渡辺恵介(72)と茨城県つくば市の会社員、仲島祐樹(37)の両容疑者。警視庁は、杉浦容疑者が計画し、渡辺容疑者が運営会社に譲渡を持ちかける役割を担い、仲島容疑者が現地を案内したとみている。 2億円は再エネ発電会社の口座に送金された後、杉浦容疑者らに渡っていたという。被害金の大半は、杉浦容疑者が私的に使っていたとみられるという。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする