雇用関係のないドライバーに事業用の「緑ナンバー」を貸し出し、無許可の「白タク行為」をさせたとして、警視庁交通捜査課は道路運送法違反(名義貸し)の疑いで、都市型ハイヤー会社「PHOENIX国際」の実質的経営者で中国籍の、山本宇一郎こと王暁宇(ワンシャオユー)容疑者(41)=東京都中野区東中野=を逮捕し、同社を書類送検した。王容疑者は「ドライバーが持ち込んだ車両を会社名義にして利用させていた」などとおおむね容疑を認めている。 逮捕容疑は2月4日~4月27日、ドライバーが無許可でハイヤー事業を行うことを知りながら、12回にわたり法人名義で事業用として登録された車を使わせたとしている。交通捜査課は白タク行為をしたとして中国籍のドライバー3人も同法違反(無許可営業)で逮捕し、1人を書類送検した。 交通捜査課によると、白タク行為に使われた車はドライバーが購入し、フェニックス社名義で事業用として登録後、同社からドライバーに貸し出す形で運行されていた。 ドライバーは同社が受注した仕事のほか、中国の通信アプリ「微信(ウィーチャット)」で個人的に観光客を集め、月に約50~75万円を売り上げていたという。同社にはドライバー1人当たり月10~15万円ほどが名義使用料として支払われ、令和6年11月~8年5月にかけて約3800万円を得たとみられる。交通捜査課は十数人のドライバーが活動していたとみて調べる。