北海道の風力発電事業の権利を譲渡すると装い、東京都内の会社から2億円をだまし取ったとして、再生可能エネルギー関連会社の代表の男ら3人が逮捕されました。 記者 「男が降りてきました。石神井警察署へと入ります」 詐欺の疑いで逮捕された「新電源」の代表・杉浦瑞泉容疑者(60)ら3人。 北海道石狩市と当別町の風力発電の事業譲渡の手付金名目で現金をだまし取ろうと考え、2022年5月に東京・港区の会社2社から、あわせて2億円をだまし取った疑いがもたれています。 3人はニセの資料や現地視察を通して、事業権があるように装っていました。 被害にあった会社 「必要な印鑑とか印鑑証明が欲しいといったときに、すぐ出てこなかったり、連絡取れなかったりとかしてたんで、もうその辺は怪しい」 民事訴訟では杉浦容疑者らが、「別の会社が興味を示していて契約締結直前の状態だ」などと契約を急かしてきたことがわかっています。 被害にあった会社 「とにかく早くっていう雰囲気を出しているのがありました」 警視庁は認否を明らかにしていませんが、捜査関係者は次のように指摘します。 捜査関係者 「再生可能エネルギー事業は、政府が力を入れる中、参入企業が増え、その分、怪しい事業者も入り込みやすくなっているとみられる」 当別町の事業をめぐっては、国会でも、中国資本と関係の深い事業者が関係しているなどと問題視されたほか、周辺住民の反対にもあい、事業者側は去年11月、建設費の高騰などを理由に廃止を決定し、実現していません。